Blog takewo13

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「SPACE BATTLESHIP ヤマト」は予想外の出来

モンハン熱も落ち着いてきた今週末、ヨメのたっての希望で「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を観てきました。


シアターはいつものブルク13。レイトショーというのもあって観客はそんなにいませんでしたが、やはり30代以上の方が多かったように思えます。意外に女性の方が多かったです。中には年配のご夫婦も。子供連れの方もいましたが、どちらかというと親の方が見たかったんではないでしょうか。


ヨメはいわゆるアニメで宇宙戦艦ヤマトを見ていた世代なんですが、自分はちょっとかじった程度で、そもそもヤマトが何を目的に宇宙を航行しているのか、なんで顔色の悪いデスラーさんはヤマトに攻撃してくるのか、そんなことも知りませんでした(見る前にちょっとだけヨメにレクチャ受けましたが)。それが功を奏したのかもしれませんが、ハッキリいって、この映画はアリです。


いまとなってはホント申し訳ないんですけど、ぶっちゃけ話のネタになるだろうぐらいの気持ちで観に来てました。どうせやっちまった感じなんだろうと。ところが・・・上映開始からタイトルロゴが出るまでの数分間を見て思いました。



あれ? これ意外といけるんじゃね?



そこからはこのヤマトの世界にどんどん入り込んでいきました。
全体をとおして思ったのは、宇宙航行というのはホントに怖いものだなということ。まわり、全部宇宙なんですよ。あたりまえだけど。で、突然、ほんと突然、敵が襲ってくるわけですよ。味方の艦もいない。どんな状況だ。怖すぎです。そんな状況で、人間ドラマが展開していきます。2時間ちょっとのため、若干、人間関係の展開の早さは感じますが、それほど気になる感じではないです。


映像についてはすばらしいの一言です。音もあいまって戦闘シーンなんかはかなり迫力があります。ここまでいけるなら、他のアニメ作品も実写化できるかも・・・なんて思っちゃいます。


そして、この作品を見るのに共感能力はOFFにしておかないと大変なことになります。
詳しく書きませんが、目的のための自己犠牲や苦渋の選択。そんなシチュエーションに私は弱いのです。その中でも男視点でやばかったのは、終盤のアナライザーと島。あーダメだ、思い出しただけで泣きそう。



この映画が伝えたいことは、希望をすてないこと。絶望の中で生きていくより、希望をもって生きていくこと。今の時代には大事なことでしょうね。そういう意味で、ヤマトを知らない若い世代にオススメかもしれません。