Blog takewo13

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「おおかみこどもの雨と雪」を観た

この映画の世界は美しく、厳しく、希望に満ちていて、それに共感し、記憶が蘇ると、思わず泣きそうになりやばかった。


冒頭は映画を観た直後につぶやいた感想です。うまくまとまったんでここにも書いといた。
なんだか映画館にくるのも久しぶりです。ヨメの希望で今回はなんと公開初日である「おおかみこどもの雨と雪」を観に、ブルク13に行ってきました。公開初日に映画を観に行くってのは我が家ではなかなかないパターンなんですが、今回は他に観たいのがなかったのと、レイトショーのせいか席の予約も余裕だったんで、だったらという流れになったわけです。


まずは腹ごしらえ。クーポンとかあったんで、サンマルクに行ったんですが、さすがに週末だからか、30分以上待ちました。相変わらず回転悪いなこの店。まぁ雰囲気いいしパン食べ放題だししょうがないですね。時間もなかったので食事は30分で終了。うーんあわただしい。


さて、今回は初のシアター1です。広いな〜。公開前の映画紹介で気になったのは、「桐島、部活やめるってよ」と「プロメテウス」です。「桐島、部活やめるってよ」はこれまでスルーしてたんですが、予告編を見て気になった系です。「プロメテウス」は公開情報が出たころから気になっていたんですが、どうもヨメは興味がなさそうなんで友人とでも観に行こうかと。SF好きにはたまらんと思いますね。たぶん。


そして上映開始。観客はぱらぱらと100人もいない感じ。前後に人がいなかったので落ち着いて観れました。

以下、コメント。ちょっとストーリーには触れます。WEBの情報程度で。

  • 「おおかみおとこ」には名前がありません。主軸が花とこどもたちにあるせいでしょうか。冒頭で彼の半生を推察することができますが、これまでどう生きてきたのかを考えるとせつなくてしかたありません。
  • 花と彼の生活。新婚時代を思い出します。あの頃は部屋が狭くても幸せを噛みしめていたなぁなどと考え泣きそうになる。
  • 花と幼いこどもたち。自分の親がいかに苦労してきたか考えてしまい泣きそうなる。
  • 田舎町の風景。自分が幼いころ住んでいた田舎の実家を思い出し、ノスタルジーを感じてせつなくなる。けっこう田舎の風景、描写がリアルです。ええ、田舎出身にはわかるんです。雨の音、車の音、音にならない季節の音。鮮明に思い出します。監督は田舎町の出身なんでしょうかね。
  • 人とのつながり。この世はみんな人のつながりでできており、それを避けることはできないし、それがあるからこそ生きていけるのだと思います。
  • こどもたちの成長。生き方の選択。自分の生き方を振り返って、人生の分岐点にたったときのことを思い出し、いろいろと考えてしまいます。
  • 全体的に、いいようのない不安にかられながら輝いているものをみているような感じでした。


作品としては大人よりかな。どの世代でも楽しめると思いますが、個人的には、中学生、もうすぐ社会人になる人、なったばかりの人、夫婦、田舎育ちの人なんかに特にオススメです。