夏休みなのでレンタルBD再び
夏休みに入るのに合わせてツタヤでBDを借りてきました。今回は以下の5本。
・任侠ヘルパー
・007 スカイフォール
・悪の教典
・ライフオブパイ
任侠ヘルパー
-
TVシリーズで人気を博した社会派ドラマです。ドラマ→スペシャル→映画 という流れですが、この映画だけを見ても楽しめると思います。
- 草なぎ君や、香川照之様の演技が光ります。杉本哲太さん、最近ヤクザ役で見ること多いです。
- 主人公の彦一は、ドラマで介護ヘルパーを経験したこともあるちょっと変わった極道の人なんですが、いい人というほどではなく悪人でもない、芯にある「本物の極道になりたい」「任侠道を貫きたい」という思いあり、それがこのキャラクターを魅力的にしているのだと思います。
- 老人虐待、老老介護、詐欺、介護施設不足、彦一の葛藤など、人によっては多くのストレスを抱えて見ることになりますが、終盤ではカタルシスを感じることができると思います。
- 安田成美さんはいつまでもステキです。作中では家族の介護問題に直面しており、他人事ではないと感じます。
- 任侠ヘルパーを見たことない場合、黒木メイサさん演じる女組長は、彦一に好意を持つ昔の仲間くらいの認識でOKです。
- 彦一らしいラストシーンはとても印象的でした。
- 暴力に抵抗があり、それを理由に敬遠していた方も、さほど過激な描写ではないので、是非見てみてほしいと思います。
鍵泥棒のメソッド
- ちょっと気になってたのでこの機会にと借りましたが、思っていたよりずっと良質な作品でした。ちなみにメソッドは方法とか手法とかいう意味です。
- 堺正人演じるダメっぷりと、香川照之、広末涼子演じるキャラのデキるっぷりがいいコントラストになっています。どちらにも共感できる場合はいわゆる真面目系クズといえなくもないかもしれません。
- なんか悪い奴でてきたーと思ったら荒川良々だったり、ちょっとだけムロツヨシ出てたり。
- 何も考えずに見れば、笑いで元気が出て、見終ったらなんだか気持ちが前向きになれる作品です。ちょっと疲れてる人にオススメかも。
007 スカイフォール
- 実は007シリーズは数本しか見たことないんですが、単にダニエル・クレイグがカッコイイという理由だけで借りてきました。
- 主人公がピンチに陥った際、USAなハリウッド映画だと大体へらず口をたたくんですが(例:ウィル・スミス全般)、ボンドはそういうことないんですよね。真面目というかストイックというか、無言のままピンチを切り抜ける。この辺はお国柄なんでしょうかね。
- 立ち姿がいちいちカッコイイぞダニエル・クレイグ。
- ダニエル・クレイグ目当てで見始めた本作品ですが、内容自体も面白いです。世代交代、Classic vs Modern をテーマにストーリーは進んでいきます。若い人よりは、ちと古い人の方が、より楽しめるかもしれません。
- それにしてもカッコイイなダニエル・クレイグ。
悪の教典
- この作品を見ると、今後、伊藤英明を見る目が変わりますので要注意です。
- 後半はガンガン人が死にますが、不謹慎ながら、ある種爽快感すら感じます。
- 伊藤英明演じる蓮実教師の仕事っぷりはすばらしいです。善悪は置いといて。
- サイコな感触があるので、感受性の高い方は避けた方がいいかもしれません。
- あと、けっこうきつい場面もありますので、血とかそれ的なものに耐性ない方にもオススメしません。それらが大丈夫な方には是非にとオススメします。
ライフ オブ パイ
- 何も考えずに見ても、その美麗な映像に酔いしれることができます。現実味のない話に想像を働かせながら、いろいろと考えながら見るのも楽しいと思います。
- 漂流して助かってよかったよかった的な作品かと思っていたら、そんなことはありませんでした。美しくも残酷な、リアルな映像を土台に、精神面を描写する物語といったところでしょうか。自分でも何いってんのかよく分かりませんが。
- 見終ったあとの感想は人それぞれなのは当たり前ですが、この作品については大きく二つに分かれると思われます。一緒に見れる人がいるなら、あとで感想をお互いに聞いてみるのも面白いと思います。
適当に選んだわりには、今回はハズレなしででラッキーです。
映画館もいいですが、エアコンの効いた部屋でじっくり見るのもいいですね。