「踊る大捜査線3」の世界が好きだ。
ちょっとタイミングが合わなくて、しばらく映画を見に行ってなかったんですが、ひさびさにブルク13に足を運びました。今回は「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」です。略して「踊る3」。
知名度も人気も高いシリーズの最新作ですが、前回からはスピンオフ作品をはさんだとはいえ、7年も経つんですねえ。ほんと時がたつのは早いもんです。
さて、本作品を観るにあたっての心構えとして注意していたのは、「シリーズだから全部が同じレベルで楽しめるというわけではない」ということと、「他人の評価は十人十色」であるということです。先入観を持たずに自然体で楽しみましょうということですが、ひらたく言えば何も考えずに観るということですかね。
そもそも公開後一週間たっているので、ネットでもいろいろな評価が飛び交っていたのですが、わりと酷評が多いような気がしました。そのへんについてはいろいろ思うところはありますが、結果からいうと私自身は面白かったと思います。少なくとも観ている間は楽しめた。
では、印象的だったところをネタバレしない程度に。
- 青島君痩せたような。係長だから苦労しているという役作り? 考えすぎか。
- 篠原夏美さんが強行犯係のなかで存在が際立ちます。華があるというか、いるといないとでは全然印象が違うでしょうね。
- 引っ越しはホント大変だと思います。そのへんうまく伝わってきました。
- 湾岸署の騒々しい感じと、現場での静かな感じがいいコントラストになっています。
- 室井、真下、木島さんが全体とおして露出が少ない。こんだけ詰め込んだらしょうがないところもありますが、その分新キャストが活躍してました。
- スリーアミーゴスにはホントに笑わせてもらいました。
- 緊迫感のあるシーンの演出はドキドキします。同じく、あの方をみてるとちょっと動悸がはやくなります。。。
- シリアスとユーモアが同居するシーンがあって、自分が感動してたら隣でヨメがニヤニヤしてた。人それぞれですね。
- 細かいところに、分かる人には分かる、ニヤリとするような演出がはいってるのが良くも悪くも「踊る」らしいです。
他にもいろいろありますがネタバレに抵触しそうなのでこのへんで。
上映時間は2時間ちょいなんですが、長いとは感じませんでした。どちらかというと、ああ、もう終わっちゃうなあ・・・と。きっと私は「踊る」の世界が好きなんだと思います。その好きな世界をずっと見てたいんですね。きっとBDでたら買っちゃうんだろうなあ。
さて、作品とは直接関係ないところについてもちょっと触れておきます。
今回ちょっと気になったのが、シアターに対する観客の少なさ。まぁ最大のシアター7だったんですが、土曜20時の公開でこんなに人がまばらだとは。観る方としては周りに人がいなくて見やすかったんですが、ちょっと寂しい感じもします。我ながらワガママですね。