「借りぐらしのアリエッティ」が伝えたかったこと
突然のヨメからの要望で、いつものブルク13で借りエッティこと「借りぐらしのアリエッティ」を観てきました。
公開2週目のメジャー作品なんで、場所は前と同じくシアター7。レイトショーとはいえ相変わらずの空き具合。やっぱり他と比べてちょっとお高いのが原因なんですかねえ…。このままで大丈夫なのかと心配になりつつも、周りに人を感じないで観れるのは、それはそれで快適です。
観る前の私の先入観としては、
- なんか小人の話らしい。
- なんか狭い世界での話らしい。
- 人間の男と小人の女がいろいろありつつも最後はウフフアハハする話かなー。
- メインの声はみんな芸能人ですかそうですか。
で、上映開始。。。
・・・上映中・・・
上映終了。。。
エンドロール中もラストシーンのエピローグが続いていたので、立つ人は皆無でした。観た後の感想としては、
- 終わった瞬間にすぐに思ったのは「え、もう終わり? 早くない?」(94分だそうです)
- 小人というファンタジーを、わりと科学的に表現しているのがおもしろい。
- 小人の生態とか世界について、科学的に考察しつつも、人間らしさを出すための表現にしている場面も多い(と思う)
- 悪人ではない憎まれ役というものが存在していて、観ていてむかつく(作品としてはいい意味で)
- 自然の生態系について考えさせられる。その存在意義も。
- シンプルな内容に楽しみながらも、頭のどこかでシリアスなことを考えてしまう作品。
上映後の観客の様子をみても、賛否両論でわかれそうな気がします。私個人でいえば、少々予想を裏切られたというのもあって、観てよかったと思っています。
ジブリ作品は、子どもから大人まで楽しめる作品が多いですが、この作品はどうなんでしょうねえ…。子どもと大人、それぞれに伝えたいメッセージが込められているような気がします。
今夏、映画を観る予定のある人には、ぜひオススメしたい一本です。