「エリジウム」の上映時間はもっと長くてもいい
ええ、私も「第9地区」が面白かったので観に行ったクチです。
あまり前面に出てきませんが、監督・脚本は「ニール・ブロムカンプ」です。覚えておきましょう。
今回は上映時間と席の予約の関係で、ワールドポーターズ内にあるワーナー・マイカル・シネマズ イオンシネマに行ってきました。どうも今年7月からイオンシネマに変わったようですが、施設はとくに変わってないみたいですね。
さて、今回はシアター1でレイトショーですが、客はぱらぱら。プレミアムシートに2組。そして2つ後ろにDQNカップル・・・。ドリンクカップを置く音が大きいんだよカコーンって。あと自分たちが飲み食いしたものくらい持っていこうよ。
それはさておき、作品についてですが、監督の前作品がよかっただけにハードルは高かったと思うんですが、それでも十分に面白い、満足できる内容でした。ネットのレビューではやはり「ダイキューチクデハー」「ダイキューチクトクラベテー」というのが多いですが、それだけ期待されていた作品ということでしょうね。
- 冒頭からの荒廃した世界がステキです。監督はこういうの好きなのかな。
- エリジウムに住む超富裕層に若干の嫉妬を抱いたのは内緒です。庶民ですから。
- エージェントのクルーガーが優秀かつ残忍で頭おかしくていい感じです。もっと狂気じみた感じがあってもいいかも。
- ジョディ・フォスター演じるデラコート長官も、もっと冷酷でいいかも。
- 主人公の幼馴染のフレイがセクシーで、友人のフリオがイケメン。俳優さんの名前は知りませんでしたが、すごく魅力的です。そしてエリジウムの総裁の空気感がまた。
- 主人公マックスを演じるマット・デイモンは、マット・デイモンなのでOKです。それでいいんです。
- 武器やスーツ、シャトルまで、そのメカデザインがステキ。未来の技術の割に妙にリアルなところがあるのがいいのかも。そしてそれを使った兵器戦が画的にイカしてます。ロックオンシュート、レールガン、電磁シールド、地上から大気圏外狙撃できる高性能スタビライザー搭載ミサイルランチャー、ああもう堪りません。分かってんな監督。
- 「SpyVac無人機」が、空飛ぶルンバに見えてしょうがないです。
- 作品中に、若干ですがグロいシーンもあります。それでPG12になってるみたいですが、まぁ気にするほどではないと思います。
- 「ニンジャ」というワードや、桜っぽいもの、日本刀、手裏剣など和テイストがちらほらと見られます。日本がターゲットの一つだからですかねぇ?
- ラストシーンは見たままを単純に捉えられないかなと思います。少なくとも私はそう感じました。
上映時間は109分と短めですが、もっと詰め込んで長い間見ていたかったかも。正直、もう一度見てもいいかなと思っています。BDが出たら買っちゃいそう・・・。
ハードルがないという意味では、「第9地区」未見の方にとくにオススメです。